技術情報 Vol.08
2021年8月30日掲載
前回のVol.7では「ウイルスの感染経路」について整理しました。今回(その2)では、各感染経路ごとの具体的な対策の前にセキュリティ対策にあたっての基本事項についてまとめました。
① OSとWebブラウザーについて
ウインドウズの場合Windows7は2020/1/14にマイクロソフトのサポートが終了しています。また、Windows 8.1は2023年1月10日に終了する予定です。これら以前のXP等の古いOSはマイクロソフトからセキュリティ更新プログラムが提供されません。また、Internet Explorerもサポートが終了していますので、脆弱性のアップデートがされません。サイバーセキュリティー対策には先ずWidows10等の新しいOSとMicrosoft EdgeやGoogle Chrome 等の最新のWebブラウザーへの変更が必要です。
なお、一部の銀行や電子入札ではInternet Explorerの使用を前提としている場合がありますので、Google Chromeでは正しく動作しません。当社ではそのようなサイトに限ってInternet Explorerを使用し、通常はWebブラウザーとしてGoogle Chromeを使用しています。
② セキュリティソフトについて
感染対策に当たっては、セキュリティソフトをPCにインストールしておくのが基本となります。セキュリティソフトには無料のものから買い切り、年間契約のもの等様々ですが、PCの台数が多い場合等には多額の費用がかかってしまいます。ウインドウズをお使いの場合には「窓の杜」等のサイトから無料版を入手する事もできますが、セキュリティソフトを未だお使いになっていない場合には、先ずはウインドウズ10のセキュリティソフトWindows defenderを正しく設定する事をお勧めします。
Windows defenderの設定方法
ウインドウズ10ではWindowsセキュリティという名前で従来のWindows defender機能が提供されています。Windowsセキュリティの設定は以下のとおりです。
○ スタート ➡ Windowsセキュリティで設定画面を開きます。
○ 各項目のセキュリティ設定を行います。
○ 設定方法やウイルスチェック方法の詳細はマイクロソフトの以下のページを参照してください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/
以上、次回は各感染経路ごとの具体的なセキュリティ対策について当社の例も含めてまとめる予定です。